島バナナ協会活動レポート

2020/10/03

私たちが1年間の研究の結果知ったことは、島バナナが島バナナであると証明できる基準がないということです。
沖縄の島バナナ栽培農家さんに話を聞くと、島バナナだと思っているものを「島バナナ」というラベルをつけて市場や産直に出荷しているということでした。
また、沖縄県の熱帯果樹の専門家からお聞きしたことは、沖縄では沖縄の産物として誇れるものに「島」という称号をつけるため、島らっきょうや島ニンジンなどがあるように、沖縄で採れる小さなバナナは島バナナと呼んでいるということです。
そこに明確な基準はありません。

そこに基準を設けなければ、島バナナのおいしさを知ってもらおうと誰かに食べてもらった時に、それが島バナナではなく、島バナナ特有のおいしさがなかったとしたら、また食べたい、ほしいと思う人は増えず、結果として島バナナは広がらないということになってしまいます。

ほしいという人が増えなければ、三大困難を乗り越えて栽培しようという農家が増えません。
→三大困難についてはこちら

そこで、私たち島バナナ研究会では、島バナナ研究会独自に島バナナの定義を作ろうと考えました。

本物の「島バナナ」の基準を作る方法:案

島バナナ研究会で、会員を増やし、会員が食べたバナナの中で本物だと思うものだけ、生産者とバナナの写真、長さ、大きさ、食べた時の色などをラベルにして発信します。
そうしてラベリングが大量に集まれば、島バナナとは、という基準と定義ができ、ブランド化につながるのではと考えました。


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