農家インタビュー

今回は、夢農人とよたメンバーの のらしごと 内田 充さんに、
IT企業からの新規就農。なぜ、今その道を選び夢に向かって進むのか?
その考えと、想い、そして実際の農業の大変さについてインタビューをさせていただきました。

[2019.07.11 / のらしごと事務所にて]


生産している主な農作物


ねぎ・紅大根


概要


▼所在地
豊田市高上町
▼栽培について
露地栽培
▼出荷先
やまのぶ
メグリア(本店・藤岡店)
ほがらか
鉄板・お好み焼き じゅうじゅうキャベツ 1号店・2号店(豊田市)
かねまさ (豊田市)
とろろ庵(豊田市)


農業をはじめたきっかけは?


もともとIT企業で働かれていた内田さん。
どうして、農業という道を選んだのかを質問してみました。

内田さんからのお答えは、
『地元豊田市でずっと続けられる仕事をしたいなぁ。と以前からずっと考えていました。
IT関係の仕事は地元でなくても、どこでもできる仕事。自分は地元のために少しでも力になれる仕事をしたいなぁと思いながら、
日々考えていたときに、有り余っている農地が目に留まりました。
この農地を活性化させたら、少しは地元に貢献できるかも!と思い、まったく経験のない農業という分野でしたが、
思い切って飛び込んでみることにしました。』

というお答えを頂きました。
新しい分野への挑戦も、恐れずに飛び込める内田さんの熱い思いが内に秘められているのが、
お話の中から伝わってきました。


選んだ農作物はネギ!&紅大根!


内田さんが農業をはじめる際に、どの農作物を育ててスタートするかを考えた基準は、
・年中作りやす
・年中ニーズがある
・価格が安定している
・地元が作っている人が少ない。
・豊田市の中であまり作られていないもの
という観点から、考えてみたところ、これだ!と思ったのが『ねぎ』だったそうです。

確かに、ネギは年中家庭料理に使われるもの。主婦としては常に買って保管している野菜でもあります。

では、紅大根も同じ視点から、選ばれたのでしょうか?と聞いてみした。
すると…
「紅大根はとにかく、おもしろいものを作ってみたかったんですよぉ。冬に空いてしまう農地の活用にもなりますしね。」
と笑顔で返答が。実際作ってみたら、面白くて、しかも美味しいものができた!ということで、
販売をスタートしたそうです。


少しでも地元とかかわって行きたい思い。


実際、のらしごとのネギは、皮むきなどを、地元の8件の福祉施設の方に委託業務としてお仕事をお願いして、販売されているそうです。

「もちろん、健常者の方と同じ価格で依頼しています。
納品数などをみなさんの無理のないように、納期までにできた数量で受けていただいています。
ずっと長く、お付き合いしていけることが一番自分にとっては大切なんです」

「ほかにも、地元で農地を使って畑をしていらっしゃる高齢の方にも、自分一人ではなかなか
たくさんねぎを出荷することができないので、育てる部分(栽培)をお願いして、できあがったねぎを、
納めてもらうという委託業務を何件の農家さんにお願いしています。」

こういった事業をたくさん広めていくことで、地元の方が作る農作物を、地元で販売していく。
地元のみなさんに食べてもらえるという、仕組みが出来上がっていきます。

それを内田さんは今後もどんどん進めていきたいと考えているそうです。


農家の苦労ももちろんあります。


農家を実際はじめてみて、お付き合いする人の年代層が一気に広がりました。
今まではビジネスマンとして働く年代の方としか、ほぼ出会うことはなく、
とても狭い範囲での視野でした、人とかかわることができずにいましたが、
今は、20代~60代まで、たくさんの方をかかわることができ、幸せを感じています。

夢農人とよたのメンバーのみなさんとも、出会い農業界について無知だった自分に、
多くのアイディア・アドバイスなどをもらうことができました。

しかし、農業をいいことばかりでもありません。
気象による災害・獣害の被害も実際多く、大変さはあります。
それ以上に人災というのも多々あり、農作物の盗難も被害的にはとても大きいです。本当にやめて頂きたいです。

と内田さんは真剣なまなざしで伝えてくださいました。


消費者のみなさんに伝えたい…


農作物販売においての「過剰品質」に惑わされないでほしいなぁと思います。
例えばですが、ねぎが成長していく過程でものすごく綺麗でまっすぐなものがをつくるには、
自然では出来上がりません。人工的な方法で、必要でないもの使って育てなくては出来上がらないのです。
それが、身体にとって大切な事でしょうか?
安全な野菜だからこそ、虫たちが好み、そのためにほんの少し成長段階でついてしまう傷があるだけで、商品として買い取ってもらえないという現実。
本当に新鮮で安心して食べることのできる、野菜を地元のスーパーで、地元の人に買ってもらえる。
そんな社会になってほしいと思います。


ビジネスモデルを目標に!


新規就農で農業をやろう!と決めたときに、自分自身で組み立てたビジネスモデルがあります。
豊田産のねぎをどんどん増やし、学校給食でお子様達にも味わってもらえたり、
工場などの食堂でも、毎日使っていただけるような、収穫量を安定させていきたいと思っています。
自分自身の目標に向かって、これからも、頑張っていきたいと思っています。